スマートアプリコントロールとVisualStudio

新しいPCでVisualStudioで自作アプリを弄ろうと思ったら問題が発生。

 

エラーもないのになぜかビルドが失敗します。

 

クリーンビルド等を試してもダメで、

新規作成したままのまっさらなアプリすらビルドできません。

 

環境が変わった影響かと思いながらいろいろ調べてみたところ

「スマートアプリコントロールというWindowsのセキュリティ機能が

いらんことをしているということが分かりました。

 

support.microsoft.com

 

コイツはWindows11 22H2で新たに追加されたセキュリティ機能で

信頼できないアプリや署名のないアプリなど、

怪しそうなアプリをブロックしてくれる機能だそう。

 

それだけ聞くと頼もしい味方のようですが、実際のところ、

「疑わしきは罰せよ」という思想のもとで作られてるんじゃないかと思うくらい

あらゆるアプリをブロックしてくるようです。

 

そこらに転がっているフリーソフトならまだしも、

大手の公式アプリなどもブロックされることも珍しくないようですね。

…実際、"Microsoft"のVisualStudioすらまともに動かせない状況ですし。

 

アプリ毎に個別に許可するなんてこともできず、

アプリ側が対応するのを待つか、素直に機能をオフにするしかないようです。

 

ちょっとポンコツすぎん…?

 

 

ということで早速オフにしようとすると

 

 

よろしいですか?

SmartAppControlをオフにした場合、

Windowsの回復オプションに移動してこのPCをリセットしない限り、

オンに戻したり、評価モードに切り替えたりすることはできません。

 

と、なんだか不安を煽るようなメッセージが表示されます。

 

要は、

やっぱりオンに戻したいってなっても

PC初期化(OS再インストール)するしかなくなるけどいいの?

と言いたいらしいです。

 

不安を煽って正常な判断力を鈍らせるというのは詐欺の常套手段みたいなものなので

ここは躊躇わず「はい、問題ありません」を選びます。

そもそも今まで無くても問題なかったですからね。

 

その後は特に再起動なども必要なく、

何事もなかったかのようにオフに切り替わりました。

 

 

ということで再度VisualStudioにてビルドを試すと

問題なくビルド成功!

 

めでたしめでたし!

 

 

しかしこの機能、恩恵を受ける人ってどのくらいいるのでしょうか…

公共のPCとかその辺くらいでは?